電力用ケーブルは電気を輸送するのが目的

電力用ケーブルは電気を輸送するのが目的

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ケーブルには様々な種類のものがありますが、電力用ケーブルはそのなかでも電気エネルギーを輸送することを目的としたものです。同じように電線も送電・配電用ですが、電線の場合は伝導率の高い銅線に絶縁体となる合成樹脂で覆ったもので、1本1本を絶縁体で覆ったものを束にしているケーブルとは構造が異なります。伝導率の高い物質には銀がありますが、銀を使ってしまうと価格が高くなってしまうため、銅やアルミが使われることが多くなっています。 家庭内においては低圧家屋配線として用いられ、コンセント回路への電力供給に用いられることが多く、ビニル絶縁ビニルシース、架橋ポリエチレン絶縁ビニルシーケーブルなどいくつかの種類があります。ビニル製の製品は柔軟性、耐水性、耐熱性に優れており、ゴム製のものは耐摩耗性、耐衝撃性に優れています。屋内や屋外で使う場所によって素材を変えることによって、安全に電気を送ることができるようになっています。

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ケーブルの使用で気をつけたい断線とは注意点について

ケーブルを使おうとしても通電しなかったり、通信が始まらないといった問題の原因には断線が疑われるのではないでしょうか。断線はケーブル内部の電線が部分的、あるいは完全に切れている状態で、正常に通電や通信ができない主な理由となります。内部に起こる問題なので、外側には異常が見られなかったり、一見して壊れているのか分かりにくいのがネックです。ケーブルの問題が起こりやすいのはプラグの付け根の部分で、何かと負担が掛かる部分なのが理由です。例えが重量のある機器をぶら下げるように接続したり、プラグではなく根本を指で摘んで引っ張るような使い方をすると壊れます。元々設計に問題があって壊れやすいケーブルもありますが、大抵は使い方に原因があって、メーカーが想定する以上の負担が掛かることが引き金になります。汎用のものだと安く代替品が購入できますが、特定の機器に付属するような専用品だと高くつくので、壊れないように注意点に気をつけて丁寧に扱うことが大事ではないでしょうか。